ブログはサイトと異なり、短い時間に目を通しやすくモバイルでも観られているから深くならず、こざこざして居ないのが好ましい。あまりにも長い文章はつかれますよね。
2年前に、勝間和代さんとのやりとりでコラムやエッセイは1,000文字がベストだと教わりました。コラムの仕事を頂いた時も900文字で。長くなっても1,200文字に納めてください。そう念を押されました。
今回のこのヴァレンタインに書いた話。書き上げたら3,000文字有りました。このブログが1記事の上限が何文字かは分かりませんけれど(おそらく1万文字までは大丈夫でしょうが)。区切り区切りで読みやすく纏め直して、一週間のシリーズとしました。
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ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、ジャクリーヌ・デュ=プレの英EMI盤が人気です。チェリビダッケの指揮での録音も良く知られた名演だけれども、そちらはデュ=プレとチェリビダッケのお互いの探り合いが楽しい。第1楽章で英EMI盤の様に駅伝の先頭を走り出すジャクリーヌ。ところがバトンをチェリビダッケが受け取ってくれない。ようやく受け取ってくれてもジャクリーヌの走りに合わない。果たしてその行方や如何に・・・などと書くまでも無くて、たくさんの人が聞き続けている録音なので誰もが分かっていること。終楽章でのジャクリーヌは根が尽きている風というのか、チェリビダッケに従っているだけ。このドラマティックを愉しみたい。そういう気分になることもあるのだから、怪獣や超獣やキングギドラが大暴れして『さあ、どうなる。負けるなウルトラマン(或いはゴジラ)』と手に汗握ることを愉しみに何度も観る様なものです。
ドヴォルザークの音楽としては、チェロ協奏曲はデュ=プレなら英EMI盤でしょう。
ジャクリーヌ・デュ=プレのドヴォルザークが演奏、録音共に好きならばパイネマンの《ヴァイオリン協奏曲》はペアの様に味わい、愉しめるでしょう。
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