くまもと森都心プラザホールでピアノ・トリオ演奏会 ヘルムヘン&エーベルレ&団十郎

指揮者は確か、ノリントンさんなのだろうけれどもベートーヴェンの《トリプル協奏曲》をNHK交響楽団と共演するために、マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)と石坂団十郎(チェロ)が集う。その日の演奏会だけではもったいない。せっかくだからトリオとしてツアーを組んで欲しい。

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と言う希望の元、三人のコンサート・ツアーが実現したそうです。

今年の1月のはじめに馴染みのメンバーで年初の集いをしていた時に、隣の席で打ち合わせをされていたのが『ドコサ?』の編集者さん方でした。あれぇ、演奏会の打ち合わせの様だけど、と隣の席の会話にも少し気にはなっていたのですが、わぁわぁ騒いでいて迷惑ではなかったかしら。

後で『ドコサ』の打ち合わせだったと知り、恐縮しごく。

お店のマスターにコンサートのチラシを置かせて欲しい。と話されている時に引き合わせて貰って知った事ですが、マーティン・ヘルムヘンさんは顔を認識していたぐらい。石坂団十郎さんが居ると言う事で興味を引かれるピアノ・トリオ。

コンチェルトは、コンサートで顔を合わせてソリストがしのぎ逢うのが楽しみなものですが、ベートーヴェンの《トリプル協奏曲》ではオーケストラの中での3人の楽器それぞれのソロの絡みの他に、ピアノ・トリオとオーケストラの掛け合いの面白さもあるわけで、初顔合わせでトリオの息が合うのは難しいだろうからツアーで下準備を重ねるというのは良い考え。

当然、3人でリハーサルもされるのだろうけれどもコンサートという場で息が合う雰囲気を創る事に良いと思います。

4月4日に熊本で行われるプログラム。モーツァルトの《二重奏曲》が興味深い。

モーツァルトの《二重奏曲 KV.423》はヴィオラの魅力に魅入られるのは、これだろうと思われる楽曲。実際、ヴィオラ奏者にとっては何度でも演奏してみたい。と言う曲のようですね。

ミヒャエル・ハイドンの代わりにモーツァルトが作曲した曲です。

作曲の依頼人は、コロレド大司教。かの犬猿の仲のコロレド大司教です。恨みもあるし、ピンチヒッターの当たり障りのない仕事で済ませる事が出来るわけは無く。咄嗟の依頼だろうと、僕にはこれだけの曲が書けるんだよ、と言いたげなモーツァルトの自慢顔が見える様です。

その辺がちょっと、晩年の曲としては一般受けする笑みが影を潜めがちなので好きな人は大好きと言ったタイプの1曲です。

ヴァイオリンとヴィオラの曲なのだけど、今回はどういう取り合わせで行うのか。ヴァイオリンとチェロで演奏はされるのだろうけど、その音色の面でも興味引かれるのです。

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