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初めてLPレコードをリリースしたのは米COLUMBIAレーベルでした。1948年の事で当然現在とは異なり、その頃はまだSPレコードと同様の音をヴィニール盤に移し替えただけと言って良いでしょう。小さい音は小さいまま、低音の太い音もそのままにレコード盤にカッティングされていました。これでは再生を繰り返している間に繊細な高域の音は聴こえづらくなっていきます。
そこでイコライザーカーブがレコードに音を記録する際に導入されました。最近のAVアンプにはレコードプレーヤーを繋ぐ事が出来無いものも目にしますけれども「Phono」端子にレコードプレーヤーを接続しないと、おかしな音が再生される事になります。低音が引っ込んだシャカシャカと高音だけが耳障りな音と言えばいいでしょうか。このイコライザーカーブをRIAA規格と云い、「RIAAカーブ」という言葉で通っています。このRIAAカーブでレコードがプレスされるようになり始めたのが1954年頃。
ウラッハの「モーツァルト:クラリネット五重奏曲」の録音は1951年で、RIAAカーブでない盤もあります。1956年頃はどのレコード・レーベルも、それ以前に発売していたレコードをRIAAカーブで発売し直す事と成りました。そしてこれがレコードが普及する最初の黄金時代と成りました。
☆通販レコード 2010年6月12日掲載時の情報☆
【室内楽曲】
- レーベル:米 WESTMINSTER
- レコード番号:XWN-18269
- オリジナリティ:グリーン・ラベル、 ミゾ有り、 1stラベル
曲目:モーツァルト:クラリネット五重奏曲
演奏:
- クラリネット: レオポルド・ウラッハ
- 弦楽四重奏: ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
試聴感とレコード盤、ジャケットのコンディション:
- 録音は1951年、本盤は56年にRIAAカーヴに切り直したレコードで、これ以前のものよりバランスの良い音質で鑑賞できます。クラリネットの音は実にまろやかで優しい音色。更にバックのコンツェルトハウスのピッチカート演奏の天国のように美しいことといったら....。言葉もありません。今以てこの曲のNo.1を争う録音であり、ある評論家は「頂点を極めた芸術」と評価しています。
- この曲を大音量で聴く人がいるとは思われませんが、普通の音量で聴く限り、単発的なプチ音はありますが良い状態で鑑賞できます。但し、盤面に若干のスレはあります。
- ジャケットは正面綺麗ですが、右上と左下に19cmの割れ、背表紙にも痛みがあります。
- モノラル録音。
ⓇNM- ⒿVG++
価格 ¥15,000(¥15,750 税込み、送料無料)
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