昨年、新OSのアナウンスがあった時には「夏」と聞いて随分先に思えましたけれども、いよいよというか4ヶ月なんてあっという間に来そう。手が届きそうな感じさえします。そして漠然とした期待から、はっきり全体像が分かるレビューがありました。
パソコンやiPhoneは縁遠いとしていた高齢者層に、iPadの評判は上々だと聞いたことがあります。Macのデスクトップにアプリケーションのアイコンが並ぶ?・・・なんてって、違和感を憶えなくもないけれども思えば現在のiMacの使用状況は、デスクトップを観るのは起動時でもほんのわずかな時間です。以前は1つの画面にアプリケーションのそれぞれの進行状態が見えるようにしていたけれども、画面がワイドになって広くなったから配置もたくさん出来るなと思っていたのに反して1つのアプリケーションをフル画面で使うようになりました。
連携しているアプリケーションをグループ分けして「Spaces」を活用していることも理由みたいです。マックにはGrowlという機能を有効にして、メールの着信なども画面の思うところに表示することが出来るのでイヴェントが起こったらアプリケーションを切り替えれば確認できます。お知らせや宣伝程度のメールだったら、慌てて確認しなくて済むのは助かります。新しく登場する「ライオン」は、それらをもっとシームレスにしてしまおうという狙いのようです。10年近く前の"OpenDoc"をイメージしてしまいました。
iPadライクにデスクトップにアプリケーションのアイコンを並べるというのは、アプリケーションと意識するんじゃなくて切りかえスイッチとでも思っている高齢者層の受け止め方に倣う方がスムーズかも知れません。機能を取り込んで色々できるようになる1つのアプリケーションがOSなんだと思った方がいいかもしれません。その為にも一つ一つのパーツとして、本来のアプリケーションそれぞれを意識しないで自動的に保存していってくれる"オートセーヴ"は当然重要です。
今でもiMovieには保存のメニューはなくて、変更を自動的に保存しているのですから頷けます。わたしがアプリケーションを終了させるのは大抵がシステムの再起動の時です。そんな時にフォトショップなどは、保存する稼働するかと尋ねてきて再起動のプロセスを中断させます。プロセスを中断させるほど大切な用件なら、自動的に保存していてくれたらと思います。マックには昔から"ひな形"という考え方がありました。少なくとも最終変更前と、アプリケーション終了時点での保存をすればいいと思いますし、タイムマシンの機能を生かして時系列で変更前に戻れるように出来れば保存したかどうかは問題ではなくなってくるでしょう。
0 コメント:
コメントを投稿