ヴァレンタイン・セレクション Tail02 - 雨降りの朝に聴くのに最適のレコード

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、チェロ協奏曲ほどには親しまれて聴かれている曲ではないけれども、冒頭のオーケストラの力強いユニゾンを聴いただけでゾクゾクとする。ヴァイオリンのソロが登場する頃には、もうドヴォルザークの森の中に取り込まれている。
日頃、午後に音楽を聴く時には然程意識して聴く音楽や演奏を慎重に選ぶことは無いけれども、朝一番に聴く音楽、演奏は毎朝慎重になります。

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ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。エディタ・パイネマンの演奏は『雨降りの朝』に聴くのには最適だろう。
窓の外からパタパタと音を立てて囃し立てている不揃いの物音さえ、パイネマンのソロに耳をそばだてている様に静かになる。
プラハの森に知らない間に立っている様な感覚。と言っても実際にプラハの森に分け入った事は無いのだけれども、遠くに高い建物は見えても車が行き交う音は聞こえてこない。そのような場所に行った時の感興が味わえる。(つづく)

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