阿飛正傳が香港での題名で、ジェームス・ディーンの理由なき反抗が香港で公開された時のタイトルと同じと言う事です。「1960年4月16日午後3時1分前の1分間、君は俺といた。この事実はもう否定できない」とキャッチコピーがあるように、昭和30年代の雰囲気をラテン音楽が美味く演出していて好き。 欲望の翼 [DVD]
日本に時代を移せば太陽族の時代と言う事になるのでしょうか。風俗などの交渉は出来ているのでしょうけど、顔や肌の艶の良さ、着こなしも小綺麗に過ぎるようにわたしは感じます。シナリオや映像はひきつけるところがあるのですけれども、感情を荒げるようなところもなくセリフも表現を押さえて語られる感じで、演劇を観ているみたい。結構刺激的な言動があるんだけどな。2011年の若者がストレートに言われたら凹みそうだから、遠慮したのかしら。
金曜日の夜、地上波(RKK熊本放送『パジャマでシネマ』)で放送していました。正傳とあるので何かの人物伝なのかと思っていたのですが、当時の青春群像。タイトルは『不良少年の日々』という意味合いのようです。劇中で主人公が語る「脚のない鳥は どこに羽を下ろすわけもなく さまよい飛び続ける…」から『欲望の翼』の邦題になったとか。タイトルやストーリーからは甲斐よしひろさんの音楽がイメージとして浮かんできました。映画の映像からは無臭、見ていて音楽が浮かんできません。
記憶にとどめにくい印象です。こうして書き留めておかないと、どういう感想を抱いたのか忘れてしまいそう。 欲望の翼 [DVD]
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