チャーリー・ブラウン 「僕は君が幸せになるために一生を捧げる覚悟だったんだけど…うまくいかなくてごめんよ」
スヌーピー 「ヘイ、どうってことないよ。僕はとっくに幸せだったもの」
わたしが最初に飼っていた犬。名前は"チョロ"。実際のところは"シロ"だったのかも知れない。仔犬だった頃はちょろちょろしていたらしくって、でも、はっきりとはしない。母がお嫁入りした時にはいたのかな。わたしが産まれた頃にはかなりの老犬だったから、ちょろちょろもしないでただいつも大人しくしていたらしい。わたしの記憶に、チョロの鳴き声はありません。
どのくらいの白さだったかも記憶にない頃に、チョロは亡くなりました。わたしの記憶にあるのは、シロっぽい柔らかいものにのっかっている夢のような記憶。大人しくしている犬にもたれていたのか、自分ではまだ歩けなかったから、誰かが馬に見立てて載っけて、手を添えていたのかも知れません。とにかく母の家事の合間、わたしの相手をしてくれていたそうです。かなりおいたをわたしはしたと思うんだけど、我慢強く面倒をみてくれました。チョロが幼いわたしを世話してくれていました。
母と良く話していたし、わたしから尋ねることもあって、お墓の場所も知っています。でもなくなった季節はいつだったのだろう。母から聞いていたとは思うけれども、憶えていません。ただ、今のような季節ではなかったのかしら。お花がたくさん咲き始める頃に亡くなったのなら、お墓は花に覆われたことでしょう。動物を飼うと、いつか別れがあること。人もいつか土に帰ることを学んだと言うよりも何度も母が話題にしてくれることで気持ちの底に根付いた1つです。
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