評価は★★★★。不朽の名盤ではあっても、2度と聴く事が出来ないバージョンであるとか演奏スタイルである本来レコードのために録音された演奏のCDを変わらずに普及の名演奏として引き続き評価されている音源があります。参考として耳にしておく価値はありますよ、但し本当の判断をしたいならばアナログレコードを聴くことを薦めます。という事だったりもします。
CD ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル、ベートーヴェン:交響曲第5番 1954年2月28日、3月1日 スタジオ録音。英EMI録音のレコードで、日本で東芝EMIが発売した最初のLPレコードでした。この録音は2000年代にもリマスター盤がCDとして発売されています。が、グランドマスターシリーズとしてCD化された音とのニュアンスの違いは明確に出ています。カップリングはシューベルトの未完成交響曲で、こちらも名演奏と評価の高い録音。
わたしがこのウィーン・フィルで録音したフルトヴェングラーのベートーヴェン作曲、交響曲第5番に「★★★★」評価をしたのは、話題にするにも事欠かないからです。ベートーヴェンの「運命」を面白い、面白くないと判断する基準点でもあって記憶が曖昧にならないように良く確認にも聞いています。多くのクラシック音楽のリスナーが聴いている録音でもあるので、「フルヴェンの運命」といった言葉だけで話が通じる。「フルヴェンの運命」は聞いたことがありますかと切り出さないで良いほどの、もしもクラシック音楽リスナーの大辞林なんてものがあったのなら必ず「用語」として掲載されているでしょうね。
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