最後のカストラート 曲は、アヴェ・マリア [1904]

男声ソプラノと日本語表記すると、女声ソプラノを女性ソプラノと誤変換されていることもあるのでソプラニスタとか言う言葉がいつの間にか出来ていたように思います。前からあった言葉ではなかったと思うけど、どうでしょう?

さて、本当の男声ソプラノは現在3人しか居ないという事です。フランス太陽王の時代の宮廷音楽事情を描いた映画「カストラート」で、去勢した男性のソプラノのことが一般的にも受け入れやすいようになりました。バロック音楽の時代ですから、遠い昔の存在に思えるかも知れません。でも、教会では女声は音楽を奏でることが出来ませんから近年まで居ました。SPレコードもマイクを使わない機械録音の頃の Alessandro Moreschi の吹き込みが残っています。Alessandro Moreschi はヴァチカン聖歌隊の一員。「アヴェ・マリア」はそうした1曲で、1904年の音源です。

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