Vitali Chaconne - Sarah Chang

シャコンヌは、パッサカリアとも呼ばれる音楽形式で、短い旋律が様々に変化していきます。バロック音楽が終焉を迎えるモーッアルトの時代には、変奏曲という1つの音楽様式になりました。
ヴァイオリンが突然に現在の姿を変わらない形で、登場した時と同じく発声したものと思われます。わたしは、最初のヴァイオリンの試し弾きに一人のヴァイオリン製作者が演奏したメロディではないかとイメージを描いています。

言うならば、全ての音楽の原初とも思えます。現在のロックにしても、歌謡曲にしても一番、二番、三番と同じメロディが繰り返されると言えるのですから。

ヴィターリはバロック音楽期最後の、イタリアのヴァイオリンの名手。古くから在るメロディを華やかな技巧で飾ってこのシャコンヌというスタイルにピリオドを打ちました。

このあとシャコンヌに流れている熱いエネルギーは、パガニーニが新しい輝きを吹き込みます。パガニーニの主題による変奏曲(ブラームス作曲)、パガニーニの主題による狂詩曲(ラフマニノフ)は中でも優れた名曲です。

坂本冬美 - 火の国の女

作詞 たか たかし 作曲 猪俣 公章 唄 坂本 冬美  
平成3年(1991年)

肥後は火の国よ 恋の国
燃える中岳よ 胸こがす
一つしかないこの命
くれというならくれてやる
熱か熱かこころもからだも熱か
惚れた女(おなご)を抱きたけりゃ
火傷かくごで 抱かんとね 
抱かんとね

肥後は湯の里よ 滾(たぎ)る国
菊池 地獄谷 血がさわぐ
たとえ地の底 針の山
来いというならついてゆく
熱か熱か情念(おもい)も涙も熱か
恋は一生ただひとり
それでよかなら 抱かんとね 
抱かんとね

熱か熱か 枕も吐息も 熱か
うちはひとりじゃ よう寝れん
月にかくれて逢いに来い逢いに来い
熱か熱か こころもからだも 熱か
闇を流れる火の河で
うちはあんたの夢をみる 夢をみる


猪俣弘公章さんの、3,500曲の最後の時期に作曲されました。ご当地ソングとして日本各地の女性を歌い込んだような面持ち。わたしのお気に入りです。

Chet Atkins & Les Paul「ブルースの誕生」/2009年8月14日のTweetまとめ




8月14日の午前2時半頃、レス・ポールさんの訃報がネットを掛け巡りました。94歳まで現役と言えるレス・ポールさん。素晴らしいものでした。
ロックの大ギタリストたちがレス・ポールを愛用しているので、日本の若いギタリストもその音についてはよく語るのを目の当たりにすることがあります。でもレス・ポールさんのレコードになじみが無く、聞かせると一様に思いがけない様子を見せます。



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